2003年5月30日

味の素(株) タイで即席麺ライン増強
タイの「Yum Yum」麺 セカンドブランドへ


 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、この度、タイで簡単においしく食べられる即席麺需要の拡大と近隣諸国への輸出量の増加に伴い、設備ラインの増強を行います。これに伴い、「Yum Yum」ブランドのシェア拡大とセカンドポジション獲得に向けてマーケティング活動も強化します。

 味の素(株)は、1960年にタイ味の素(株)を設立し「味の素」を発売、1971年に最初の多角化としてワンタイフーズ(株)に出資し、麺事業に参入しました。1973年に「Yum Yum」麺を販売開始し、昨年の売上は15億バーツ(42億円)に達し、前年比107%で拡大しています。

ワンタイフーヅ(株) 会社概要
社    名

ワンタイフーヅ(株)(Wan Thai Foods Industry Co., Ltd. (タイ バンコク)
設    立

1971年(従業員数:600人)
生 産 量

約24,000t/年
主な生産商品

即席麺(袋麺、カップ麺合わせて50種類) 価格:袋麺5バーツ(約14円)
販 売 国

タイ及び約40カ国へ輸出販売
今回の設備投資額

1億1千万バーツ(約3億円)


タイの即席麺市場は、約90億バーツ(前年比105%、約20億食/年)。タイは人口約6200万人で、1年間に人口1人当たり換算すると約32食を食べていることになります。
1食当たりの重量が55g中心とかなり小型、それだけにいつでもどこでも気軽に食べられています。
近年の傾向として、幅広い場面で、美味しく食べられるトムヤムクン味などタイ風風味の袋麺、カップ麺が人気を集めています。


・「カップ麺」
・「Yum Yum」新製品:
トムヤムベースの汁麺、
豚挽き肉味の汁麺
発売後大ヒット中
「生産工場の様子」