2004年10月8日
糖・電解質・アミノ酸液「ツインパル」新発売

 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は2004年9月27日、味の素グループ会社の味の素ファルマ株式会社(社長:中村昌旦 本社:東京都中央区)より糖・電解質・アミノ酸液「ツインパル」を発売しました。「ツインパル」(TWINPAL: 2室容器型のバッグTWIN BAG入りの静脈栄養PARENTERAL NUTRITION)は、経口摂取が不十分で、軽度の低蛋白血症あるいは軽度の低栄養状態にある患者及び手術前後の患者に栄養(糖・電解質・アミノ酸)及び水分を補給することができる末梢静脈栄養輸液です。

 「ツインパル」は、既に味の素ファルマ株式会社で販売している高カロリー輸液「ピーエヌツイン」で培ったツインバッグの製剤技術を活かして、配合変化が起きやすい糖とアミノ酸、リンとカルシウムを分割して充填し、投与直前に容器中央の隔壁を開通して混合し、末梢静脈に点滴することができるキット輸液製剤です。消化器外科手術後すぐに経腸栄養法あるいは粥などの食事を行って消化管を使うことはまれで、「ツインパル」のような末梢静脈輸液を点滴する末梢静脈栄養法が選択される機会が多く、今後ますます増えてくることが予想されます。また、医療現場で看護師が治療に必要な他の薬剤(ビタミン剤など)を輸液に混注する作業(混注業務)を行いやすいように、薬剤混注口(上部から薬剤を混注するポート)を有していることが特長です。容量は、500mL製品、210kcal(薬価592円)と1000mL製品、420kcal(薬価792円)があります。「ツインパル」は、現在の医療ニーズに合致し、かつ臨床現場の栄養管理に望まれて登場した製品で、今後の成長が期待されます。

 味の素株式会社医薬カンパニーは、既に販売している高カロリー輸液「ピーエヌツイン」、電解質輸液「ソリタ」に加え、中間的な位置付けになる「ツインパル」を加えることで、より一層輸液製品のラインアップ強化を図ります。「ツインパル」は、2005年度末梢静脈栄養輸液市場のシェア10%以上の獲得を目指します。



製品に関するお問い合わせ先 くすり相談室 TEL:0120−917719

戻る