味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は「Environmentally Friendly Logistics」をスローガンに、「モーダルシフト」を進めることでCO2削減を図るなど、物流業務における環境負荷削減に向けた取り組みを推進しています。2003年度のモーダルシフト率は、トンキロ※1ベースで23.4%と前年より1.6%改善し、環境負荷を削減しました。CO2排出量は44,933t−CO2と前年並みでしたが、CO2排出量原単位※2(対トンキロ)は134g−CO2/トンキロ(前年度比96.4%)となり、着実に環境負荷削減を実現しています。 さらに2004年8月より、トラック輸送が主流の中距離区間「関東⇔四日市」間の往復で、*パレット8枚分が積載可能な15フィートコンテナを導入しました。これにより年間CO2排出量は同区間輸送の約2,060t−CO2に対し、約540t−CO2の削減を見込んでいます。 *T−11型パレット:1100mm×1100mmのパレット。 味の素グループでは1995年度より鉄道コンテナを本格的に導入し、以来、実施区間の拡大に努め、2002年度からは日本貨物鉄道株式会社の協力のもと、「環境物流研究会」を定期的に開催し、物流における環境負荷削減につながるテーマに継続して取り組んでいます。また、トラック輸送についても、デジタル式運行記録計(デジタルタコグラフ)を車両に取り付け、運行記録の解析を行い、低燃費運行によるCO2削減、NOx、PM(粒子状物質)などの環境負荷物質の排出削減を進めています。 今後も幹線輸送・地場配送・倉庫運営などの物流業務における環境負荷低減の取り組みを多角的に進め、味の素グループ全体で「味の素グループ・ゼロエミッション」を推進していきます。 ※1.トンキロ:輸送における単位。1トンの貨物を1km輸送した場合、1トンキロとなる。 ※2.原単位:製品輸送で発生する環境負荷をCO2排出量で換算した1トンキロあたりの単位。 <原単位(国土交通省提示)>大型トラック:176g−CO2/トンキロ、鉄道コンテナ:22g−CO2/トンキロ 海上コンテナ:48g−CO2/トンキロ 【「味の素グループ・ゼロエミッション」の定義】 味の素グループ独自の統一自主基準により、全ての事業活動から発生する各種の環境負荷の極小化をめざす活動 戻る |