「味の素グループ高輪研修センター」オープン
グループ人材育成の拠点 文化的価値ある建築を移設
「食の文化ライブラリー」、「食とくらしの小さな博物館」を公開
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味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、2004年12月1日、「味の素グループ高輪研修センター」をオープンします。当社は当センターを味の素グループの21世紀を担う「世界に通じる人材」の育成拠点とするとともに、「食の文化ライブラリー」、「食とくらしの小さな博物館」を併設し一般公開します。また旧施設の土塀や門、船底天井、壱の間等、昭和初期の文化的価値のある建築を復元しました。
「味の素グループ高輪研修センター」は味の素記念館跡地に建設され、和風を意識した外観、庭園、茶室を持ち、海外従業員が日本文化に触れ、日本発企業であることを実感できるようにしています。当センターは味の素グループの人材育成の拠点であり、当社はここで様々な教育プログラムを通じてAjinomoto Wayの共有化を図り、味の素の経営哲学の伝承を行うなど、グローバルに活躍できる人材を育成していきます。
また(財)味の素食の文化センターを移転し、東京・大阪併せて日本最大級の約5万冊の蔵書を持つ「食の文化ライブラリー」に加え、新たに展示スペースを設け企画展示を行い、食の文化に関する専門図書館として施設・設備の拡充を図っています。加えて当研修センター内に「食とくらしの小さな博物館」を開館し、時代ごとの食・くらしや当社グループの歴史を紹介して、地域の皆様に楽しんでいただける施設として開放します。
終身雇用制の崩壊や人材の流動化、社員のロイヤルティー低下が進む世間情勢の中、当社はあくまで『人を大事にする』考え方をベースに、「02/04三ヵ年計画」の基本戦略として、「世界に通じる人材の育成」を掲げてきました。今回の研修センターの開設により教育環境をさらに整え、当社グループの21世紀を担う人材育成の実現を目指します。また、「食の文化ライブラリー」や「食とくらしの小さな博物館」を公開し、地域社会との共生を目指していきます。
【参考資料】
《「味の素グループ高輪研修センター」アウトライン》 |
1) 名称 |
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味の素グループ高輪研修センター |
2) 設計者 |
: |
(株)久米設計 |
3) 施工者 |
: |
大成建設(株) |
4) 住所/電話 |
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東京都港区高輪3丁目13−65 電話03−5488−7318(代表) |
5) 交通アクセス |
: |
JR品川駅高輪口徒歩11分、都営浅草線高輪台駅A2出口徒歩3分 |
6) 敷地面積 |
: |
3,228 |
7) 建築面積 |
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1,974 |
8) 延床面積 |
: |
6,201 |
9) 建物構造 |
: |
鉄骨造(免震構造) |
10) 階数 |
: |
地上3階、地下1階 |
11) 部屋数 |
: |
大講義室(394席) |
: |
1室 |
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レクチャー会議室(53席) |
: |
1室(震災時対策本部) |
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中講義室(42席) |
: |
4室 |
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グループ研修室(12席) |
: |
12室 |
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特別会議室(8〜10席) |
: |
2室 |
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個人学習ブース |
: |
32席 |
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カフェテリア |
: |
146席 |
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調理実習室(24名) |
: |
1室 |
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茶室(「一花庵」) |
: |
1室 |
12) 総工費 |
: |
30億円 |
財団法人 味の素食の文化センター
味の素株式会社は、創業70周年を記念して1979年、食の文化準備室を新設し、食文化への貢献活動をスタートさせました。1980年代には、食の文化フォーラム等を数多く開催するとともに、食関連図書の収集活動を行い、創業80周年(1989年)を機に、農林水産大臣の許可を得て、「食文化に関わる多方面の事業活動」を遂行するため、当財団を設立しました。
◆財団の活動概要 |
1) |
食の文化ライブラリー |
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食文化に関する単行本、学術論文、文献、雑誌等と江戸・明治・大正・昭和初期の料理本、古書、錦絵を収集。
利用者は、研究者、教育者、一般企業関係者、学生、メディア関係者など広範。
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※ 企画展示室(新設) |
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錦絵、古文書等を公開展示。また食文化に関するテーマを設定し、特別展示も実施。 |
2) |
食の文化フォーラム |
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会員制の学際的研究討論会。年3回定期開催(2004年度「食と科学技術」)。
成果を発表する場として公開シンポジウムを適宜開催(2004年度「食と大地」)。
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3) |
季刊誌「vesta」の発行 |
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財団機関誌として情報発信。 |
4) |
研究助成 |
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優れた食文化活動への助成。 |
「食とくらしの小さな博物館」は、時代ごとの世相や人々のくらしの雰囲気を楽しみながら、味の素グループの100年にわたる歴史と、将来に向けた活動をご紹介する博物館です。
館内ではそれぞれの時代を映し出すモノや写真、懐かしい食卓の風景をふり返りながら、味の素グループの歴史を彩ってきた商品、広告物の数々や、アミノ酸をはじめとする最新の情報をご覧頂けます。
博物館内は、2つのコーナーに分かれています。
◆食とくらしの100年 |
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1900年から現代までを4つの時代に区切り、社会や世相の流れとともに味の素グループの歩みをたどりながら、それぞれの時代の食卓風景の移り変わりをご紹介します。
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1) |
「味の素」誕生ものがたり |
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味の素(株)の黎明期を映像で紹介(6分)
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2) |
社会と歩んだ一世紀 |
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時代を語るモノや写真と重ねながら、味の素グループの歴史を彩ってきた商品・広告物の数々とともに100年の歴史をたどります。
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3) |
くらしと食卓 |
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時代を象徴する食卓風景を再現(昭和10年、昭和35年、昭和55年)しました。
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4) |
くらしと食卓 〜今、そしてこれから〜 |
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未来に向けた食生活トレンドの示唆や食生活診断、レシピ大百科がお楽しみ頂けます。
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◆あしたのもとスクエア |
味の素グループの企業活動、アミノ酸情報、業界最先端の研究開発や安全・安心への取り組みなどがご覧頂けます。
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1) |
あしたのもとフォーカス |
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アミノ酸情報、バーチャル工場見学、研究開発・安全安心への取組みがPC上でご覧頂けます。 |
2) |
AJINOMOTO Now |
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国内商品ラインアップと多彩な事業展開をご紹介しています。
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3) |
AJINOMOTO World View |
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世界の味の素ブランドの商品ラインアップと事業展開をご紹介しています。
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4) |
コーポレート・アクティビティ |
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社会貢献活動や環境への取組みなど、最新の企業活動をお伝えします。
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