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2013年2月4日
味の素ジェネクシン社、約28億円を投じ、
韓国 仁川広域市にバイオ医薬品製造用培地の新工場建設
〜成長するアジアでの医薬、医療用培地事業の拡大目指す〜

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)と韓国 ジェネクシン社Genexine Co.,LTD(社長:ソン ヨンチョル、本社:韓国 京幾道 城南市)との合弁会社である、味の素ジェネクシン社(Ajinomoto Genexine Co.,LTD)は、約28億円(約350億ウォン)を投資し、韓国仁川広域市経済自由区域(Inchon Free Economic Zone)に、バイオ医薬品の製造に用いる医薬、医療用培地(以下、培地)生産の新工場を建設します。新工場の本格稼働は2014年7月を予定しています。
 
 培地の品質レベルは、バイオ医薬品の生産性や品質に影響をおよぼすため、高度な技術力が要求されます。高いレベルの品質要求に対応するべく、新工場では、味の素グループの技術と最新設備の導入に加えて、GMPに準じた品質管理と品質保証体制を構築し、高品質の培地の供給を行います。
 
 バイオ医薬品市場の成長にともない、その製造に用いられる培地の需要は拡大しています。現在、全世界の培地市場は1,000億円規模と推測され、アジアにおいても今後需要が急増することが予想されています。味の素ジェネクシン社は、培地の一大消費地である韓国において培地生産の新工場を持ち、韓国初となる、顧客ニーズに応じたカスタム培地の生産を行い、顧客立地型の迅速なサービスを展開します。また、培地の重要原料であるアミノ酸をグローバルに供給している味の素グループ各社と連携しながら、培地の供給を行っていきます。
 
 味の素グループは、重要なテーマとして、バイオ先端医療分野での事業開発を目指しており、バイオ医薬品の製造に用いる培地の新工場設立についてもその一環と位置付け、培地事業の基盤強化を推進していきます。
 
※GMP: Good Manufacturing Practice の略称。味の素ジェネクシン社においての、原料の受け入れ、製品の製造、出荷についての厳格な品質、製造管理基準を指す。

 
 
<味の素ジェネクシン社の概要>
  (1) 所 在 地 韓国仁川広域市経済自由区域(Inchon Free Economic Zone)
  (2) 資本金 約29億円(設立時357億ウォン)
  (3) 出資比率 味の素株式会社 75%
ジェネクシン社 25%
  (4) 代表者 代表取締役社長 仁志 聖彦(にし きよひこ)
  (5) 事業内容 医薬、医療用培地の生産・販売。
 
<新工場の概要>
  (1) 所 在 地 韓国仁川広域市経済自由区域(Inchon Free Economic Zone) 松島 第5工区
  (2) 稼働予定 2014年7月
  (3) 従業員 約40名
  (4) 総投資額 約28億円(約350億ウォン)
  (5) 敷地面積 11,000m2

 
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