2014年6月11日
パネルディスカッション(写真右から2人目 秀島敏行
佐賀市長。左へ順に白﨑 亮 流域下水道計画調整官、 谷 昌浩 当社九州事業所長、同事業所 高橋裕典) 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、6月9日、第4回 味の素グループ サステナビリティフォーラムを佐賀市で開催し、約160名が参加しました。テーマを「九州のECOな農業を活性化せよ!バイオマスリンク in 佐賀」とした本フォーラムでは、佐賀市と連携して「佐賀市バイオマス産業都市構想」を推進する取り組みを軸に、地域社会におけるバイオマス循環の実例が紹介されました。
現在、佐賀市と当社は、下水浄化センターの排水処理後の汚泥を原料にして、当社九州事業所のアミノ酸発酵の工程から発生する副生バイオマスを活用して肥料を製造する取り組みを共同で行っています。この製造過程では、アンモニア発生の抑制による臭気低減や、肥料中のアミノ酸含量の増加、この肥料を使った作物の品質向上などが確認されており、副生バイオマス活用については6月2日に両者で共同研究契約を締結しています。
フォーラムでは、当社九州事業所長、谷 昌浩によるサステナビリティフォーラム開催のご挨拶に続いて、
秀島敏行佐賀市長より「バイオマス産業都市さがを目指して」、国土交通省水管理・国土保全局下水道部の白﨑 亮流域下水道計画調整官より「食と下水道の連携について 〜BISTRO下水道〜」と題した講演が行われ、続いて当社九州事業所アグリ事業グループの高橋裕典が「発酵副生バイオマスの活用による地域社会への貢献」についての講演を行いました。またその後の講演者全員によるパネルディスカッションでは、当社と佐賀市との産官連携の取り組みにより、双方にメリットが生まれることや、このモデルをパッケージ化して他の地域に広げたいという展望などについても話し合われました。 フォーラム終了後に行われた見学ツアーでは、当社九州事業所、佐賀市下水浄化センター、副生バイオマスを活用した肥料でアスパラガスを栽培している農家を訪れ、バイオマス循環の現場を視察。また懇親会では、副生バイオマスを活用した肥料で栽培した野菜の試食も行われ、参加者はそのおいしさを実感していました。
味の素グループでは、社会の様々な方々とともに、「食」や「いのち」を取り巻くサステナブルな未来のあり方について考える味の素グループ サステナビリティフォーラムを今後も開催していきます。
参考資料
<味の素グループ サステナビリティフォーラムについて>
味の素グループでは、社会の様々な方々とともに、「食」や「いのち」を取り巻くサステナブルな未来のあり方について考えるフォーラムを開催しています。
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