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2015年2月27日
味の素株式会社、モンデリーズ社の保有する
味の素ゼネラルフーヅ株式会社の全株式を270億円で取得
〜規模の拡大とともに、事業各部門の融合による成長を目指す〜

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区、以下、「当社」)と米国モンデリーズ・インターナショナル(以下、「モンデリーズ社」)は、両社の50%:50%の合弁事業会社である味の素ゼネラルフーヅ株式会社(以下、「AGF」)について、モンデリーズ社が関係会社のクラフト・フーヅ・ホールディング・シンガポールを通じて保有する全株式を270億円で当社が取得することに合意し、本日、当社とクラフト・フーヅ・ホールディング・シンガポールとの間で株式売買契約を締結しました。コーヒー、紅茶、ココアなど幅広く飲料製品を展開し、イノベーティブな企業風土を有するAGFを当社の連結子会社とし、規模を拡大するとともに、当社とAGFの事業各部門を融合し、成長を加速していきます。

 AGFは、当社と米国ゼネラルフーヅ社(現モンデリーズ社)の合弁事業会社として1973年に設立され、国内のコーヒー事業において、スティック製品市場をはじめとする新市場を創造し、消費者のニーズに適した新しい価値を提供し続けてきました。AGFは、マーケティング力と技術力を両輪に、家庭用コーヒー飲料市場(缶コーヒーを含まない)において、国内でトップシェアであり、業務用事業においても売上げを拡大させています。また現在AGFは、コーヒーに加え、紅茶、ココアなど幅広く、高品質の嗜好飲料製品を提供しています。当社とモンデリーズ社は、AGFの運営方法につき継続的に協議をしてきましたが、今回、モンデリーズ社がグローバルにコーヒー事業の再編を行うことをきっかけとし、当社によるAGFの連結子会社化について検討し、合意に至りました。

 当社は、「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」を目指す中で、事業構造強化と、飛躍的な成長に向けた「隣地」(既存製品領域の隣接製品、隣接市場)への事業領域拡大に取り組んでいます。連結子会社化の後、現経営陣・従業員と共にAGFの事業拡大を図り、また両社は、各部門の協業を進めて事業構造を強化し、粉末加工製品という共通軸を梃に新製品開発や生産面でのシナジーを創出していきます。

 本年4月中に当社がモンデリーズ社の保有する全株式を取得する予定です。連結子会社化後も、現行の経営体制、社名、ブランドを維持します。

 2014年度業績に与える影響はありません。

<味の素ゼネラルフーヅ株式会社概要>
(1)会社名 味の素ゼネラルフーヅ株式会社
 (英文表記)Ajinomoto General Foods, Inc.
(2)社長 横山 敬一
(3)所在地 東京都新宿区西新宿3−20−2 東京オペラシティ
(4)設立年月日 1973年8月1日 
(5)売上高 1,448億円(2014年3月期)
(6)従業員数 1,103名(2014年4月1日現在)
(7)事業内容 飲食料品の製造、販売
(8)資本金 38億6,270万円
(9)株主 味の素(株)50%、クラフト・フーヅ・ホールディング・シンガポール(Kraft Foods Holdings Singapore Pte. Ltd.)50%


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