2015年6月1日
味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、北米での冷凍食品事業拡大に向け、冷凍麺事業基盤を強化します。味の素グループと東洋水産株式会社とで2015年4月に設立した冷凍麺生産会社「味の素東洋フローズンヌードル社」(以下ATFN社)において、2016年7月の生産開始を目指し冷凍麺生産工場を建設します。「日式ラーメン」を中心とした高品質でスペシャリティを有する冷凍麺を味の素ウィンザー社※1の販売基盤で展開し、北米における冷凍食品事業の拡大を加速します。
北米の冷凍食品市場は約400億米ドル(約5兆円;2014年度当社推定)、そのうち日本食・アジア食カテゴリーにおける冷凍麺市場は約1.8億米ドル※2(約220億円)で、毎年2桁伸長を続けています。また、北米では都心部を中心に「日式ラーメン」ブームが起きており、1杯15米ドルのラーメンに行列ができるなどの現象が見られます。
このたび、ATFN社が約25百万米ドル(約30億円)を投じて、冷凍麺の生産工場を建設します。東洋水産(株)の高い製麺技術と味の素冷凍食品(株)の生産技術、AWI社の開発技術の融合により、技術に裏付けされたスペシャリティを有する高品質な冷凍麺を北米市場に提供します。現在、ギョーザ、春巻、チャーハンが中心となっている冷凍食品の製品ラインアップに、新たに「日式ラーメン」等の冷凍麺を加え、AWI社の北米全土をカバーする強固な販売基盤を通じて、冷凍食品事業全体の飛躍的拡大を図ります。
味の素グループは2014−2016中期経営計画において、北米は冷凍食品事業を核とし、事業規模拡大の加速をめざす重要エリアと位置付けています。巨大な北米冷凍食品市場において、他社に先駆けて日本食・アジア食の冷凍麺市場を開拓し、圧倒的なNo.1の地位を確立し、“味の素ブランド”の浸透を推進します。
<設備投資概要>
参 考
■味の素東洋フローズンヌードル社(英名:Ajinomoto Toyo Frozen Noodles Inc.)
■味の素ウィンザー社(英名:Ajinomoto Windsor, Inc.)
■東洋水産株式会社(英名:Toyo Suisan Kaisha, Ltd.)
報道関係の方向けお問い合わせ先はこちら
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
閉じる |