2016年5月11日
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、連結子会社である味の素ハートランド社(社長:柏倉正己 本社:米国イリノイ州シカゴ市)および味の素ユーロリジン社(社長:ダニエル ベルコビッチ 本社:フランス パリ市)とともに、韓国のCJ CheilJedang社(シージェイ チェイルジェダン社 社長:キム チョルハ 本社:韓国ソウル特別市)とその傘下企業3社(以下「CJグループ」)に対し、トリプトファンの製法特許侵害訴訟をアメリカ国際貿易委員会およびニューヨーク南部連邦地方裁判所、ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所にそれぞれ2016年5月10日(現地時間)に提起しました。
CJ CheilJedang社は、その傘下のインドネシア法人でトリプトファンを製造し、各国に販売していますが、その製造方法が当社の特許権を侵害しているとの見解に至り、このたび当社グループ3社はCJグループに対し特許侵害品の販売差止めと、過去に販売した特許侵害品に対する損害賠償を裁判で求めることとしました。
味の素グループは、アミノ酸のグローバル・リーディング・カンパニーとして、より高度なアミノ酸製造技術の開発、そして飼料業界および動物栄養関連産業への貢献を目指し、研究開発に集中的な投資を行っています。知的財産権の侵害はこのような研究開発の努力を阻害するものと考えており、引続きその権利を守るため正当な法的保護を求めていく考えです。
参考
■味の素ハートランド社の概要
■味の素ユーロリジン社の概要
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