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2017年3月22日
~2030年度再生可能エネルギー比率50%実現に向けて~
味の素(株)、本社、国内の営業拠点などで使用する全電力を100%グリーン電力化
沖縄のサトウキビの搾りかすを利用した再生可能エネルギーの「グリーン電力証書」を購入

※風力、太陽光、水力やバイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギ-による電力
 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、再生可能エネルギー比率の拡大に向け、本社、国内営業拠点などの全使用電力を対象とした「グリーン電力証書」の購入に関する契約を本日、日本自然エネルギー株式会社と締結しました。サトウキビの搾りかすを利用したバイオマス発電由来の再生可能エネルギーを使用したとみなされる「グリーン電力証書」の購入により、当社グループの対象拠点で使用する電力は2017年度よりすべてグリーン電力となります。

当社の本社・営業拠点の
電力はすべてサトウキビ
のバイオマス発電による
再生可能エネルギーで
まかなっています
 地球温暖化や温室効果ガスの削減に関心が高まる中、風力、太陽光、水力やバイオマスによる再生可能エネルギーは、資源が枯渇せず繰り返し使え、発電時や熱利用時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しない優れたエネルギーとして注目されています。

 当社は、非財務目標の一つに「温室効果ガスの削減」を 掲げ、当社グループ全体の再生可能エネルギー比率を2020年度に20%、2030年度に50%に高めることを目指しています。当社は、ブラジル、タイ、ベトナムにおいてサトウキビの搾りかすやもみ殻などのバイオマスの非可食部分や未利用部分を燃料としたエネルギーの利用を推進しており、当社グループ全体の再生可能エネルギー比率は19%(2016年9月)となっています。一方、国内の再生可能エネルギーの使用は少なく、その拡大に向けて検討を進め、このたび当社として初めて「グリーン電力証書」の購入を決定しました。

 今回の「グリーン電力証書」の購入により、当社は沖縄県の製糖工場で粗糖を製造する際に発生するサトウキビの搾りかすを利用したバイオマス発電由来の再生可能エネルギーを使用したとみなされ、本社、 研修センター、国内の営業拠点5支社、沖縄味の素社、北海道味の素社での年間の全使用電力(410万kWh)の100%グリーン電力化が実現します。

 当社は今後、海外での「グリーン電力証書」制度の活用の検討を進めるとともに、省エネの推進や海外を 中心としたバイオマスボイラーおよびバイオマスコジェネレーションの導入・増設を行い、2030年度に再生可能エネルギー比率50%の実現を目指します。

<契約の概要>
1. 契約期 2017年4月~2020年3月(継続更新の予定)
2. 契約金 非開示
3. 契約内 バイオマス発電委託契約
4. 契約により当社が取得する権利:
 ①  証書に記載された電力量相当分のグリーン電力を利用したとみなされ、味の素グループのCO排出削減量として算出
 ②  「グリーンパワーマーク」の使用

参 考
<「グリーン電力証書」システムとは>
グリーン電力証書システムは再生可能エネルギーを活用するための手法の一つで、バイオマス発電、太陽光発電、風力発電などを自社で所有できない場合や、これら自然エネルギー発電事業者によって発電された電気を直接購入できない場合でも、自らが使用する電力を再生可能エネルギーによって発電されたものとして扱うことができる仕組みです。日本自然エネルギー株式会社はグリーン電力証書発行事業者の一つで、自然エネルギー発電事業者に発電を委託し、その発電実績を認証機関である「(一般財団法人)グリーンエネルギー認証センター」に対して報告することにより「グリーン電力証書」を契約事業者に発行します。

<日本自然エネルギー株式会社の概要>
1. 日本自然エネルギー株式会社
2. 2000年11月1日
3. 代表 取締役社長 寺腰 優
4. 事業内   
 ・ 自然エネルギーによる環境付加価値を提供する「グリーン電力証書」システム事業・「グリーン熱証書」システム事業
 ・ 自然エネルギー活用に関するコンサルティング
 ・ 自然エネルギー・環境に関するセミナー・イベント

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