味の素グループの歩み

11月17日は、味の素社最初の商標(「美人マーク」)登録の日

「味の素®」の名は、鈴木家一家全員が揃って協議した結果、創業者二代鈴木三郎助の長男三郎(三代鈴木三郎助)が提案した「味の元」が当初選ばれました。

味の素社最初の商標「美人マーク」

「味の素®」の名は、鈴木家一家全員が揃って協議した結果、創業者二代鈴木三郎助の長男三郎(三代鈴木三郎助)が提案した「味の元」が当初選ばれました。

しかし、「元」は日本舞踊などの家元を連想させるので、「元」を「素」に変えたらという二代鈴木三郎助の弟鈴木忠治(二代社長)の一言で、「味の素®」とすることで全員の意見の一致をみました。

味の素社の最も古い商標(※)は、1908年(明治41年)11月17日、第34220号として登録されたものです。
それは、割烹着姿の女性が瓶を持った図に「味の素®」の文字を配したもので「味の素®」が料理用の調味料であることを訴求し、かつ家庭に親しまれる様に図ったものでした(右図)。

この商標は、「美人マーク」と呼ばれ、少しずつ形を変えながら1973年(昭和48年)まで使用されました。

1909年12月24日に登録

「味の素®」一般発売は、上記の商標登録半年後の1909年(明治42年)5月20日ですが、「味の素®」の名は、当時の農商務省特許局に出願され、同年12月24日に商標第39051号として登録されました。

1912年2月27日に商標登録されたお椀マーク

また、お椀マークの商標は、吸い物といえば「味の素®」を連想するように、お椀の形を採用し、その中に「味の素®」の文字を配した商標を考案し、1912(明治45)年2月27日第50836号として登録されました。

その後、お椀の形状が数回改められたり、お椀の蓋に「最新調味料」「世界の調味料」など書かれることもありましたが、1958(昭和33)年以降は書かなくなりました。