味の素グループ統合報告書2017
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SDGsは以前のミレニアム開発目標と比較すると、21世紀型の人類社会の観点で目標が設定されており、かつてはアフリカやアジアの一部地域の話であった栄養課題も、現在は先進国から新興国まで広範にわたるグローバルな課題であると認識されてきています。そのような中、食を通じた栄養改善の重要性が多くの国・地域で注目されるようになり、味の素グループの考え方が理解されやすくなりました。グローバルでの存在感を発揮すべく、今後さらに積極的に推進していき ます。 また、フェアネスにも通じますが、労働環境、強制労働、児童労働の問題を含めた、サステナブルな調達という観点では、まだ強化すべきこともあります。網羅的に見るだけではなく、関連性の強いところについては重要な指標として取り入れ、しっかりと取り組んでいきたいと思います。トップ10クラス入りするためには、SDGsについてもリーダーシップを発揮していくことが肝要かと思います。味の素グループは国際的な指標もフレームワークに入れて活動していますので、その準備は整っていると思いますが、グローバルの中で何が起こっているのかを把握し、リーダーシップを発揮することでESG投資家からの信頼を高めていきます。味の素グループには、人類社会の課題解決にも積極的に取り組むグローバルリーダーとして、存在感をますます高めていって欲しいと思います。西井北川31味の素グループには、 人類社会の課題解決に積極的に 取り組むグローバルリーダー として、存在感をますます 高めていって欲しいと 思います。味の素グループのこれからについて

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