味の素グループ統合報告書2017
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6億円持続可能な食資源の生産に貢献外部と積極的に連携 スペシャリティへの転換を加速動物栄養*1. 動物栄養におけるリジンやスレオニンに続く制限アミノ酸 *2. 生物医薬品の無菌充填および最終製剤化 *3. Antibody Drug Conjugate(抗体薬物複合体)• 自社生産を大幅に削減し、生産設備を スペシャリティ製品へ転換 - 自社の生産技術を蓄積し、バリン、下位制限• 独自技術と強固な顧客リレーションにより、 参入障壁を構築可能な領域へシフト - 「AjiPro®-L」の次世代品種の拡大を加速 - 第二弾、第三弾となる高機能配合品を継続アミノ酸*1などを製造可能な設備へ転換 - スペシャリティへ転換するために、40億円程度の原資を見込む展開(牛・豚・鶏・魚など向け) - ICTを活用した診断型ソリューションビジ ネス(2020年度以降)甘味料リテール事業を核にした スペシャリティを追求し、 コストダウンを通じた競争力を強化- ブランドを再編し、製品強化・マーケティング投資を重点化、外食向けの販売機会を拡大(減糖メニュー訴求など)- 製造コストと販売費などを削減するとともに、高単価品をさらに拡大リテール売上高比率事業利益額2016年度(実績)製薬カスタムサービス低分子から中・高分子へのシフトを 推進- 中・高分子:Fill & Finish*2の成長加速、ADC*3事業立ち上げに積極投資- 低分子:中・高分子事業とのグループ一体運営や外部連携による顧客への幅広いサービス提供を推進中・高分子事業利益比率2019年度(計画)5040302010-10 スペシャリティ  コモディティ2020年度〜(計画)50億円20億円コモディティスペシャリティ加工用うま味調味料(MSG)リテール・内需向けの供給を 拡大し、コスト競争力を強化- 既存生産能力を最大活用し、 リテール・内需向けの供給を拡大- 外販は市場価格や販売余力に 応じて柔軟に調整- 独自の低資源利用発酵技術を通じてコストを削減リテール比率(重量ベース)2019年度目標2016年度実績2016年度実績2019年度目標2016年度実績2019年度目標味の素グループの成長戦略更なる事業構造改革「FIT」 バルク事業は、コモディティからスペシャリティへの転換を加速し、事業の付加価値を高めるとともに、コスト競争力の 強化によって体質改善を図ります。特に動物栄養においては、積極的な外部との連携を進め、コモディティ事業の赤字脱却とスペシャリティ事業の収益拡大により安定的な利益創出基盤を構築します。420コモディティ事業からの抜本的な転換 72%77%32%28%24%44%IT

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