味の素グループ統合報告書2017
66/84

2016年度の事業概況調味料・加工食品 家庭用では、「クノール® カップスープ」が、販促機会の拡大に加え、WebやSNSを活用した新しい広告 コミュニケーションの実施により、総需要の拡大を実現しました。また、「Cook Do®」香味ペーストも、デジタル施策が奏功して順調に売上を拡大しました。 業務用は、天然系調味料が前年度を上回って推移しましたが、全体として減収となりました。2016年度の事業概況調味料・加工食品 海外の調味料・加工食品事業は現地通貨ベースでは順調に実績を伸ばしており、増収増益を達成しています。 カテゴリー別では東南アジアにおけるうま味調味料「味の素®」や、タイの「RosDee®」、インドネシアの「Masako®」、ブラジルの「Sazón®」などの風味調味料が安定して拡大したことに加え、メニュー用調味料が大きく成長しました。 地域別ではインドネシアやブラジルが二桁成長を 実現し、海外食品事業をけん引しました。パフォーマンスデータセグメント別概況事業の強み• 100年以上にわたって築かれたブランド力• 商品開発力とマーケティング力冷凍食品 家庭用は、販促活動を強化した「ギョーザ」に加え、「ザ★チャーハン」、「やわらか若鶏から揚げ」などの主力商品も拡大、新製品「ザ★シュウマイ」の発売なども寄与し、全体として増収となりました。 業務用は、鶏肉加工品やデザート類などが前年度を上回り、また大手需要家との取り組みなどにより、全体として増収となりました。コーヒー類 家庭用は、「Blendy®」のTVCMと連動した朝食オケージョンを開拓する販促施策などにより、スティック事業の売上が拡大、インスタントコーヒーも前年度並みを確保しました。 業務用は、大手需要家への売上減が影響し、全体として減収となりました。 また伊勢志摩サミットにおいて、「■」ブランドを中心に日本のコーヒー文化を世界に情報発信しました。売上高 (前年度比98.3%)事業利益 (前年度比128.9%)事業の強み• グローバルな開発・生産・販売体制• 商品開発力とマーケティング力• 海外事業インフラ冷凍食品 海外の冷凍食品事業は味の素ウィンザー社を中心に業績を伸ばし、現地通貨ベースで増収増益を達成しました。また、北米では味の素東洋フローズンヌードル社が冷凍麺の生産を開始しました。加工用うま味調味料・甘味料 食品加工業向けMSGは、国内の販売価格が前年度を上回りましたが、販売数量の減少と為替の影響もあり、減収となりました。 核酸は、国内外で、販売数量が増加しましたが、為替の影響もあり、前年度並みの実績となりました。 甘味料は、加工用アスパルテームの販売数量が前年度を下回ったことに加え、為替の影響もあり、減収となりました。コンシューマー用は前年度を上回る実績となりました。売上高 (前年度比92.5%)(前年度比88.2%)事業利益 64日本食品海外食品3,904億円408億円4,289億円417億円

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る