味の素グループ統合報告書2017
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2016年度の事業概況動物栄養 販売数量、販売価格などの影響によりコモディティ製品は大幅な減益となりました。一方、スペシャリティ製品は増収となりました。味の素グループのアミノ酸に関する知見と技術力により、各地でお客様の課題解決に貢献する新製品の開発・発売に取り組み、スペシャリティ化を推進しています。事業の強み• 世界トップレベルの発酵技術• 世界最大の動物栄養グローバル・ネットワーク• 安全性の高い素材開発力と配合評価技術化成品 香粧品ビジネスは、堅調な自然派由来原料のトレンドと好調な国内OEM事業に支えられて、全体として前年度並みの実績を確保しました。また、半導体パッケージ用層間絶縁材料などの電子材料事業は、IoT社会の深化を支え人々の快適な生活に貢献しており、主力のパソコン市場が依然として低水準にあるものの、サーバー向けやスマートフォン向けなど他分野への展開が進んだ結果、増収となりました。本格稼働を開始した北米拠点を中心として、更なる価値創造に向け情報収集を進めています。売上高 (前年度比87.1%)事業利益 (前年度比48.7%)売上高 (前年度比97.8%)• 世界中の医療と食品をカバーする行政当局とのネットワーク2016年度の事業概況アミノ酸 医薬用・食品用アミノ酸は、国内外ともに減収となりました。製薬カスタムサービスは、為替の影響により欧州の売上が減少し、減収となりました。 高齢化に代表される社会的課題解決にも取り組み、味の素グループに蓄積されたアミノ酸の多種多様な機能に関する知見を基盤として、様々な商品を提供し続けることで人々の健康な生活にも貢献しています。 特にバイオ・ファインの先端技術を活かし、次世代 バイオ医薬、オリゴ核酸、再生医療関連素材の提供を行いつつ、患者様への治療に大きく貢献していきます。(前年度比114.6%)事業利益 事業の強み• 世界一のアミノ酸メーカーとしての安定供給力• 世界トップレベルのアミノ酸、核酸、ペプチド、オリゴ 核酸、たんぱく質などのバイオ素材の製造と機能に 関する知見および技術 その他 サプリメントは2015年8月の「グリナ®」に次いで、2016年4月に「アミノエール®」も機能性表示食品として発売し、積極的なマーケティング活動を行った結果、大幅な増収となりました。 また、2017年1月には、味の素グループ独自の研究で実証した必須アミノ酸“ヒスチジン”の疲労感軽減効果を活用した、頭の冴えをサポートする機能性表示食品「毎朝ヒスチジン®」を発売しました。65ライフサポートヘルスケア1,240億円58億円895億円81億円

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