社長メッセージ

代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井孝明

代表取締役
取締役社長
最高経営責任者
西井孝明

ASVの進化と
サステナブルな成長の実現を目指して

味の素グループは、創業の志を受け継ぎ、"食"と"アミノサイエンス"の事業を通じて人と地球の健やかな未来に貢献する、持続的成長力のある「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」の実現に取り組んでいます。


「21世紀の人類社会の課題」の解決に取り組む

われわれの社会的使命は、開発、原材料調達、生産、販売というわれわれ自身の活動から生活者や顧客の使用シーンにいたる全バリューチェーンを通して、また、すべての顧客やサプライヤー、そしてわれわれの従業員と家族の社会生活において、「健康なこころとからだ」「食資源」「地球持続性」の3つに対して常に主体的に貢献していくことです。具体的な課題は、2005年から社外のステークホルダーとの対話を繰り返して、2017年に「当社グループに期待される課題解決」を踏まえマテリアリティ(重要課題)を更新し、統合報告書とサステナビリティデータブックに詳細を掲げています。われわれの中期経営計画をSDGsやパリ協定で採択されたイニシアティブと整合させるにあたり、私が強く意識したのは、「2017-2019(for 2020)中期経営計画」(以下、17-19中計)で掲げた「2020年度統合目標」と「環境長期ビジョン」に示したコミットメントが、国際的合意をリードするものにすることです。


重点的な取り組み

われわれは、なによりも万全の品質保証を第一責任といたします。そのうえで創業の志「おいしく食べて健康づくり」を事業の中核にして、発展的に世界中の人々に「Eat Well, Live Well.」をより多くの機会に実感していただけるように、食とヘルスケア、ライフサポートの分野でのモノづくり、サービスを通じてこのイニシアティブを発揮していきます。

経営陣は、このイニシアティブによって社会にもたらす価値と企業として追求する経済価値を同時に高めることで味の素グループを持続的成長に導いていきます。そのためにこの価値共創をASV(Ajinomoto Group Shared Value)と名付け、中長期にわたるビジョン実現のための企業戦略の骨子として味の素グループ全体への浸透を図り、17-19中計を策定し、その遂行をけん引しております。さらに、本中計において、事業活動を通じて次の4つの社会課題に重点的に取り組んでいます。

  1. 栄養情報不足による栄養バランスの崩れがもたらす「不足栄養・過剰栄養」
  2. 都市への一極集中や急速に進む高齢化などライフスタイルの変化による多忙化、孤食化がもたらす「こころの健康問題」
  3. 「食資源の枯渇とフードロス」の食資源課題
  4. 製品ライフサイクル全体での地球との共生(カーボンニュートラル、フードロスの半減、持続可能な調達、持続的な水資源保全、廃棄物のゼロエミッションの実現)

また、持続的成長を果たすために経営基盤とガバナンスの強化への次の3つのイニシアティブを重点化しています。

  1. 味の素グループ約34,000人の全従業員が高い水準で「働きがい」を実感し、ASV向上と高い生産性を追求しつづけるマネジメント
    ・「健康経営」 ・多様な人財の活躍 ・日本の「働き方改革」
  2. 各国・地域の法規やグローバルルールなども踏まえ、味の素グループの基本的・普遍的な考え方と行動のあり方を示した「味の素グループポリシー」(AGP)とこれに基づく簡素、明確、透明性の高い組織統治、すべての役員、従業員による実践
  3. すべての役員、従業員が「味の素グループWay」(「新しい価値の創造」「開拓者精神」「社会への貢献」「人を大切にする」)を実践し、切磋琢磨する組織風土の実現

私は、味の素グループを代表して、世界約400社の消費財メーカーとグローバル小売業で組織され、世界中の人々のよりよい生活や持続可能な地球環境といった業界共通の社会課題にリーダーシップを発揮する“The Consumer Goods Forum”のボードメンバーとして、このイニシアティブの普及と啓発に主体的に取り組んでいます。私は、SDGsのような国際的な目標達成についても、これら課題を地域ごとに自分事化し、課題解決のコンセンサス形成と具体的な取り組みへの外部連携がとても重要だと考えています。私は、日本の製造、卸、小売業の各種団体やわれわれが事業展開する主要国でリーダーシップを発揮し、課題解決の輪を広げていきます。


ステークホルダーの皆様との対話を大切に、2020年度以降も味の素グループが持続的に成長し続けられるよう、リーダーシップを発揮する所存です。

代表取締役
取締役社長
最高経営責任者
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