トップメッセージ

代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井孝明

ASVの進化と
サステナブルな成長の実現を目指して

昨今、国連持続可能な開発目標(SDGs)、人類活動の蓄積に関する社会課題に対処する国際的なコンセンサスが締結されるとともに、私たち味の素グループがこの分野でどのように社会価値の創造を果たしているのかについて、社会の関心が非常に高まっています。ステークホルダーの皆様との対話においても、環境・社会・ガバナンスに関しての明確なポリシーと具体的な非財務目標の共有を求める声が日に日に強まっていることを感じます。
私たちは、創業以来108年の事業を通じて、“食とアミノサイエンス”事業が、21世紀の人類社会の課題のうち「健康なこころとからだ」「食資源」「地球持続性」に大きく貢献できることを実感しています。
これまでもガーナなど途上国の栄養に関する先進的な取り組み事例や日本の高齢者栄養に関する社会課題に対する貢献、温室効果ガス削減・廃棄物のゼロエミッションなどの環境課題に関する取り組みに特筆すべき成果を上げてきました。しかしながら、グローバル基準で見ると、「環境」「社会」「ガバナンス」(ESG)を網羅したグループ全体でのポリシーの表明や、地域社会全体に対する社会課題解決への道筋を示そうとする取り組みに不足があると考えています。
そこで、私たちは創業以来一貫した事業を通じての社会課題の解決による経済価値の創造をASV(Ajinomoto Group Shared Value)と称し、社会からいっそう必要とされる存在となるために、「ASVを通じた価値創造ストーリー」を中軸にした17-19中計を作成し、「財務目標」と「非財務目標」が一体となった「2020年度統合目標」を策定しました。統合目標の中の非財務分野では、人類の健やかな生活への貢献を中心にしながら、SDGsなどの環境・社会・ガバナンスに関する国際的なコンセンサスの前倒し達成のために、イニシアチブを発揮していく考えです。
これからもすべてのステークホルダーの皆様の期待に応え、「2020年度統合目標」を達成して企業価値を向上できるよう、私自身がその先頭に立ち、味の素グループ一丸となって総力を挙げて挑戦し続けます。