私たち味の素グループは、アミノ酸を起点として先端・バイオファイン技術を軸に成長してきた食品企業グループであり、世界一のアミノ酸メーカーでもあります。1908年に「日本人の栄養状態を改善したい」と願っていた池田菊苗博士が発見した「うま味」を創業者である鈴木三郎助が「味の素®」として製品化したことからその歴史が始まりました。そして、この創業時の「おいしく食べて健康づくり」という志は、社会課題を解決しながら社会価値と経済価値の共創を目指す取り組みであるASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)として、100年以上過ぎた現在もあらゆる事業展開とグローバル化を進める上で脈々と受け継がれてきました。

 

私たちは、2017年度から新中期経営計画となる2017-2019(for 2020)中期経営計画(以下、新中計)をスタートさせます。この新中計では、「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」としてグローバル食品メーカーのトップ10クラス入りを実現するための道筋を示しています。ポイントは、グループ全体、事業軸や地域軸で“ASV”を強く推進しながら、私たちのコーポレートスローガンである“Eat Well, Live Well.”を実現することで21世紀の人類社会の課題解決に貢献していくことです。そして、それをより確実に実現するためにも、事業活動を通じた従来の財務目標に関連した、E(環境)、S(社会)の課題解決とG(ガバナンス)の向上を目指す非財務目標を新たに定め、財務目標と非財務目標が一体となった「ASV統合目標」を策定して皆様と共有させていただくことといたしました。

 

現在私たちの事業を取り巻く環境は、国際的な政治、経済の様々な枠組み、規定路線の変更可能性もあり、めまぐるしく変化することが予想されます。このような環境下だからこそ、臨機応変に対応できる強い事業構造への改革を引き続き進めつつ、株主の皆様をはじめ、あらゆるステークホルダーである皆様を中心とした社会との対話や取り組みの共有が必要不可欠と考えます。

 

その上で、新中計の初年度である2017年度から「ASV統合目標」を確実に達成することで、ぜひ、皆様に必要とされる「持続的に成長し続ける企業グループ」を目指す所存です。

 

今後とも、皆様のより一層のご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

以上