2012年1月17日
ブラジルにおけるトップブランドのさらなる強化・拡大のため
風味調味料「Sazón®」を増産
〜投資額20億円(47百万ブラジルレアル)、2012年1月着工予定、2013年6月稼動予定〜
 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の連結子会社である、ブラジル味の素社(Ajinomoto do Brasil Indústria e Comércio de Alimentos Ltda.)は、トップブランドである風味調味料※1TEMPERO※2「Sazón®」(テンペロ「サゾン」)の更なる強化・拡大のため、約20億円(47百万ブラジルレアル)を投じて、生産設備を増強します。今回の投資は、先日発表した日清味の素アリメントス社によるブラジル北東部の即席めん新工場建設に続き、ブラジルにおいて実施するものです。今回の増産により、今後も拡大が予想されるブラジルの風味調味料市場において、さらなる事業の拡大を図ります。

 ブラジル経済は人口増加(約1.9億人/2010年、国連推計)と内需拡大により堅調に拡大しており、今後も一層の成長が見込まれています。当社は1956年より、調味料はもとより、飼料用などのアミノ酸を製造・販売し、1972年より即席めんを手がけるなど、ブラジルでの事業展開は50年以上の歴史があります。今では、当社グループにおいて、アジアに次ぐ主力地域となっています。

TEMPERO「Sazón」(牛肉料理用)
 

 ブラジルの風味調味料市場は、経済発展に伴う生活水準の向上に支えられ、順調に拡大しています。当社のTEMPERO「Sazón」は1988年の発売以来、積極的なマーケティング活動を通じ、おいしさ、手軽さ、利便性が消費者に受け入れられ、広く各種家庭料理に使われています。用途別に合計9品種を販売し、2007年度〜
2010年度の年平均成長率(販売量)は7%で推移し、強固なブランド力を築き、トップシェアを誇ります。

 海外の風味調味料市場は約100万トン(2010年、当社推計)で、その内、南米市場は約10%を占めており、着実に拡大しています。当社における風味調味料事業は、海外コンシューマーフーズの売上高の35%を占め、インドネシア、ベトナム、タイで二桁成長しており、ブラジルでも順調に増加しています。

 当社は2011−13年中期経営計画において、確かなグローバルカンパニーとなるため、海外コンシューマーフーズ事業の強化・伸長を基本方針に掲げており、今回の生産設備の増強により、さらなるブラジルでの事業拡大を図ります。

<ブラジル味の素社(Ajinomoto do Brasil Indústria e Comércio de Alimentos Ltda.)の概要>
   (1) 所 在 地 ブラジル連邦共和国サンパウロ州
   (2) 会社設立 1956年
   (3) 代 表 者 社長 高藤 悦弘(たかとう えつひろ)
   (4) 従 業 員 約2,200名
   (5) 事業内容 飼料用・医薬用・食品用アミノ酸、調味料、粉末清涼飲料、香粧品等の製造・販売

<TEMPERO「Sazón」生産設備増強の概要>
   (1) 生 産 工 場 リメイラ工場(ブラジル連邦共和国サンパウロ州)
   (2) 増産生産能力 +約6,700トン
   (3) 今後の予定 着工 2012年1月、 完工 2013年5月、 稼動 2013年6月
   (4) 設備投資額 約20億円(47百万ブラジルレアル)

※1   風味調味料とは?
風味調味料とは肉、魚、野菜などのエキスにスパイス等の香辛料、塩・砂糖、うま味調味料などがブレンドされた、スープ、煮込み料理、炒め物、下味付けなど幅広いメニュー・用途に使用される汎用調味料。ブラジルの「Sazón」の他、タイの「Ros Dee(ロッディー)」、インドネシアの「Masako(マサコ)」、ベトナムの「Aji−ngon(アジゴン)」等は、日本の「ほんだし®」、コンソメに相当するもので、各国の各種家庭料理に手軽にお使いいただける調味料です。
   
※2   TEMPERO(テンペロ)とは?
ポルトガル語で「調味料」という意味です。

<TEMPERO「Sazón」全9品種>
 

報道関係の方向けお問い合わせ先:pr_info@ajinomoto.com
 
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