2012年5月8日
平成24年3月期連結決算は
営業利益、経常利益ともに過去最高益を達成
     平成24年3月期連結決算の概要
    
   平成24年3月期連結決算は減収増益
営業利益は国内食品事業の順調な推移やアミノ酸事業の増益、健康基盤食品の採算の改善により増益。
  725億円(前年同期比104%)(平成17年3月期の709億円以来の最高益)
経常利益は受取利息の増加、支払利息の減少などにより営業外収支で増益。
  759億円(前年同期比107%)(平成17年3月期の721億円以来の最高益)
当期の配当金は平成23年3月期と同額の1株当たり年間16円を予定。

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の平成24年3月期連結決算は以下の通りです。連結業績では売上高は1兆1,973億円(前年同期比99%)、同営業利益は725億円(同104%)、経常利益は759億円(同107%)、当期純利益は417億円(同137%)の減収増益となりました。

 

 

 売上高は、前期を103億円下回り1兆1,973億円(99%)となりました。地域別では、日本は、調味料・加工食品および冷凍食品の売上げは伸長したものの、医薬事業の売上げの減少等により8,149億円(98%)と減収となりましたが、海外では円高により為替のマイナスの影響を受けながらも、海外調味料、飼料用アミノ酸を中心に販売を伸ばし、3,824億円(101%)と増収になりました。
 営業利益は、過去最高の725億円(104%)となりました。地域別では、日本で355億円(110%)、海外で370億円(99%)となりました。日本では、化成品の売上げは前期を下回りましたが、調味料、冷凍食品等の貢献により国内食品事業は順調に推移したことや、アミノ酸事業が前期に比べて増益になったこと、また健康ケア事業では健康基盤食品が販売数量を伸ばしたこと等により採算が改善し、全体として増益になりました。海外では、円高による為替のマイナス影響が大きかったものの飼料用アミノ酸の貢献もあり、全体として、前期並みの営業利益を確保しました。
 経常利益は、受取利息の増加、支払利息の減少などにより営業外収支で増益となったことにより、前期を54億円上回り、過去最高の759億円(107%)となりました。
 当期純利益は、前期を113億円上回り、417億円(137%)となりました。
受取保険金による特別利益の増加、震災とタイ洪水による損失を計上した一方で、減損損失と投資有価証券評価損が減少したことにより特別損失が減少しました。

【平成25年3月期の連結業績予想】
 売上高1兆2,210億円、営業利益735億円、経常利益765億円、当期純利益440億円を見込んでおります。通期の為替レートは1ドル=80.0円で設定しております。
 なお平成25年3月期の配当金は、当期と同額の1株当たり年間16円<うち中間配当金8円>を予定しております。

味の素グループは、平成23年からの3年間を「確かなグローバルカンパニー」となるための基盤作りの期間と位置付け、「グローバル成長」、「R&Dのリーダーシップ」という2つのドライバーが導く成長と、3つの事業構造強化策、すなわち「量から付加価値へ」、「利益からキャッシュへ」、「資本効率視点を高め、株主価値の向上へ」に今後も引き続き取り組んでいきます。

報道関係の方向けお問い合わせ先:pr_info@ajinomoto.com
 
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