２０１２年１２月５日 〜キャップにバイオマスプラスチック包材を導入〜 「味の素®」アジパンダ® 瓶、オール“エコ”にリニューアル！

味の素株式会社（社長：伊藤雅俊　本社：東京都中央区）は、２０１３年２月より、「味の素®」アジパンダ® 瓶 ７５ｇ・３５ｇ瓶に、植物由来のバイオマス素材※１を使用したキャップ 及び 同じく植物由来のバイオマス素材を使用した、加工食品では世界最薄（当社調べ）の３５μm（マイクロメートル）のシュリンクフィルムを導入します。それにより、リサイクル率の高いガラスと併せて、製品に使用されているすべての包材についてオール“エコ”な包材を使用し、環境負荷の低減を目指します。 　「味の素®」アジパンダ® 瓶７５ｇ・３５ｇ瓶のキャップには、これまで石油由来の素材を使用していましたが、今回、植物由来の“バイオマスポリエチレン”を使用したキャップに変更します。この“バイオマスポリエチレン”は、サトウキビの廃糖蜜※２から作られたバイオエタノールより取り出されたエチレンを、鎖のように結合（重合）させることで製造されます。今回導入するキャップは、バイオマスポリエチレンを約３０％（重量比／２品種計）含んでおり、前年度比（２品種計）で３７％のＣＯ２排出量の削減を目指します。 　また、シュリンクフィルムについては、現在も植物（飼料用トウモロコシ）由来の“バイオマスポリ乳酸”を使用したバイオマスプラスチック包材を採用していますが、今回、フィルム装着工程や熱処理工程の改善により、バイオマス素材を使用した加工食品用フィルムとしては世界最薄の３５μmのフィルムの導入に成功しました。これにより、前年度比（２品種計）で２２％（重量比）の包材重量削減を図ります。 　なお、「味の素®」アジパンダ® 瓶７５ｇには、お客様が店頭でバイオマスプラスチック使用製品を容易に識別できるよう、第三者機関である「日本バイオマスプラスチック協会※３」の認定を受けたバイオマスプラマーク※４を記載しています。 　当社では、２０１３年度中に、その他の家庭用製品についても、瓶品種を中心にバイオマスプラスチック包材を導入する予定です（一部、２０１２年度中に導入済）。 　味の素グループでは事業を通じて「地球持続性」「食資源」「健康な生活」の２１世紀の人類の課題解決の貢献を目指しています。持続可能な社会を実現するため、今後も、エコライフの推進に向けて「エコストレス」を軽減する技術・製品・サービスの開発を推進していきます。   ※１    バイオマス素材：再生可能な有機資源から作られる素材。 ※２    廃糖蜜：サトウキビの糖液から砂糖を取った後に残った糖蜜。 ※３    日本バイオマスプラスチック協会：資源循環型社会の実現に重要な役割を果たす素材「バイオマスプラスチック」及び「生分解性プラスチック」に関する技術確立と普及促進等を目的に、１９８９年に設立された民間の任意団体。 ※４    バイオマスプラマーク：日本バイオマスプラスチック協会が定める基準（製品中のバイオマスプラスチック度が重量比２５％以上等）に適合した製品に付与するマーク。一般消費者のバイオマスプラスチック製品の識別を目的としている。 【参考資料】 バイオマスポリエチレン（キャップの素材）     バイオマスポリ乳酸（シュリンクフィルムの素材）

報道関係の方向けお問い合わせ先：pr_info@ajinomoto.com

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