2013年3月1日
味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京中央区)は、成長著しい中国・アジア市場などでの需要に応えるため、約13億円を投じ、子会社である上海味の素アミノ酸有限公司(董事長 郭俊煜[グオ ジュン ユ] 所在地:中国上海市)の医薬用・食品用アミノ酸の生産能力を倍増させ、2013年10月から供給を開始します。
現在、世界の医薬用・食品用アミノ酸市場は約30,000トンと推定され、当社はトップシェアを保持しています。同市場は旺盛な需要に加え、今後のさらなる新興国の経済発展やアミノ酸用途の拡大により、その規模は2020年には45,000トン程度に到達すると見込まれます。特にアミノ酸市場の成長が著しい中国、アジアなどでの需要に対応するため、主な市場に近い上海で増産を行います。当社はアミノ酸製品のグローバルな生産拠点のネットワークを活かした効率的な増産を計画しており、2020年において50%以上のシェアを確保することを目指します。
当社は、2011−2013中期経営計画の中で、アミノ酸事業領域の強化を通して21世紀の人類社会の課題の1つである「健康な生活」を実現することを掲げています。今回の増産により、世界一の高品質アミノ酸の供給能力を実現するだけでなく、血中のアミノ酸濃度を測定して健康状態を明らかにする「アミノインデックス®」や、アミノ酸技術のバイオ先端医療分野への展開など、アミノ酸の用途開発研究と事業強化を推進していきます。
<上海味の素アミノ酸有限公司の概要>
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