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2013年11月6日
平成26年3月期第2四半期決算の概要
【営業利益は、飼料用アミノ酸の減益やカルピス(株)株式売却影響等により減益】
および
平成26年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

I.平成26年3月期第2四半期決算の概要

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の平成26年3月期第2四半期決算は、以下の
通りです。

 第2四半期末の配当金は1株当たり10円とし、年間20円を予定。

 第2四半期連結決算の売上高は、為替の影響を受けたものの、カルピス(株)製品の売り上げが前第3四半期連結会計期間からなくなったこともあり、前年同期を188億円下回る4,870億円となりました。営業利益は、カルピス(株)製品の影響に加えて、飼料用アミノ酸事業の減益等により、前年同期を73億円下回る295億円となりました。純利益は189億円の減益となりました。これは、昨年度に厚生年金基金の代行返上による特別利益277億円があったためです。連結業績セグメント別概況は以下の通りです。


 国内食品事業の売上高は、「Cook Do®」を中心に家庭用商品は堅調でしたが、カルピス(株)株式売却の影響により減収となりました。営業利益は、カルピス(株)株式売却による影響と原料等の仕入れ価格上昇に伴うコスト等の増加により減益となりました。海外食品事業の売上高は、換算為替の影響に加え、うま味調味料「味の素®」、風味調味料や即席麺の増収等により増収となりました。営業利益は、コンシューマーフーズ事業の増益により加工用うま味調味料の販売価格低下等の影響をカバーし、全体で増益となりました。バイオ・ファイン事業では、第1四半期連結会計期間から連結子会社となった味の素アルテア社の売上げが加わり、また医薬用・食品用アミノ酸や化成品の売上げが伸びたこともあり増収となりましたが、飼料用アミノ酸の販売価格の下落の影響を受けて大幅な減益となりました。医薬事業では、第2四半期連結会計期間から持分法適用会社であるエイワイファーマ(株)に輸液・透析事業を移管したことに伴い、大幅な減収となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費の削減やコストダウンに着手しましたが、提携販売品の減収により減益となりました。

II.平成26年3月期通期連結業績予想の修正について

 最近の業績の動向等を踏まえ、平成25年5月8日に公表した平成26年3月期(平成25年4月1日〜平成26年3月31日)の通期連結業績予想を下記のとおり修正しましたのでお知らせします。


1.通期連結業績予想数値の修正(平成25年4月1日〜平成26年3月31日)
平成26年3月期よりコーヒー・油脂事業の総発売元取引について、売上高及び売上原価を相殺して純額にて売上高を計上する方法に変更しており、上記(ご参考)の前期実績の売上高は、組替後の数値を記載しております。

2.修正の理由
 平成25年5月8日公表の期首実績予想に対して、今回の営業利益の修正は、主として市況の変化による飼料用アミノ酸事業の販売価格下落によるものです。他の事業は概ね順調であり、特に海外食品事業のコンシューマーフーズは計画を上回る進捗で推移していますが、全体では期首予測を70億円下回る見通しです。この結果、経常利益も期首予想を50億円下回りますが、当期純利益は資産効率化の取組み等で、期首予想比10億円の減少に留まる見通しです。

通期の平均為替レートは1ドル=98.0円で設定しています。
なお、平成25年5月8日に公表した配当予想につきましては、修正はありません。

(注)上記業績予想は、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しています。実際の業績は、今後様々な要因によって上記予想とは異なる結果となる可能性があります。
以上

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