2014年5月8日
平成26年3月期連結決算の概要
平成26年3月期連結決算は売上高は9,913億円(63億円の増収)、営業利益は625億円(86億円の減益)となり、概ね、平成26年2月14日付「平成26年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」で公表した通期連結業績予想数値どおりの結果となりました。
売上高は、国内の調味料・加工食品、冷凍食品、化成品、アミノ酸、海外のコンシューマーフーズが販売を伸ばし、為替の影響もあり63億円の増収となりました。なお、カルピス株式会社の影響および輸液・透析事業の影響を除くと803億円の増収となります。営業利益は、飼料用アミノ酸の減益に加え、前期まで計上されていたカルピス社製品の売上げがなくなったこと等もあり、全体として減益になりました。経常利益は、前期を76億円下回り、695億円(前期比90.1%)となりました。当期純利益は、前期に厚生年金基金の代行返上益を計上したことなどにより、今期は、前期を55億円下回る427億円(前期比88.5%)となり、1株当たり当期純利益は、69円70銭(前期は74円35銭)となりました。
味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)の平成26年3月期連結決算は、以下の通りです。
(単位:億円)
当期の株主配当は、1株当たり年間20円(うち中間配当金10円)を予定しており、次期(平成27年3月期)の株主配当についても、1株当たり年間20円(うち中間配当金10円)を予定しています。
連結業績セグメント別概況
※億円未満切捨て(単位:億円)
国内食品セグメントの売上高は、前期を540億円下回る3,375億円となり、営業利益は前期を52億円下回る274億円となりました。カルピス社製品の影響を除くと、売上高は前期を53億円上回り、営業利益は原材料高騰等の影響もあり4億円下回りました。調味料・加工食品ではテレビ広告と連動した販促活動を展開した「ほんだし®」や中華合わせ調味料「Cook Do®」の売上げが拡大、鍋用調味料「鍋キューブ®」の売上げが前期を大きく上回りましたが、ギフト類の売上げが前期を大幅に下回ったため、減収となりました。
海外食品セグメントの売上高は、為替の影響に加え、コンシューマーフーズが現地通貨ベースでも増収となり、前期を478億円上回る2,932億円(前期比119.5%)となりました。営業利益も、加工用うま味調味料の販売価格低下等の影響はあったものの、為替の影響、コンシューマーフーズの増収等により、前期を45億円上回る252億円(前期比121.9%)となりました。
バイオ・ファインセグメントは、為替の影響に加え、第1四半期から連結子会社になった味の素アルテア社の売上げが加わり、医薬用・食品用アミノ酸や化成品の売上げも伸び、前期を243億円上回る2,285億円となりました。営業利益は、飼料用アミノ酸が販売価格の下落の影響を受けて大幅な減益となりました。
医薬セグメントの売上高は、第2四半期から持分法適用会社であるエイワイファーマ社に輸液・透析事業を移管し、当該事業の売上げがなくなったこと等により、前期を202億円下回る512億円となりました。営業利益は、売上高の減少があったものの輸液・透析事業のエイワイファーマ社への移管等による事業構造強化の結果、前期を6億円上回る38億円となりました。
平成27年3月期の連結業績予想
(単位:億円)
売上高に関しては、従来、販売拡大の目的で得意先に支払う販促値引き等について、販売手数料として販売費及び一般管理費に計上しておりましたが、次期より売上高から控除して計上する方法に変更を予定しており、この影響を受けて前期比1.7%増の1兆80億円となっています。
通期の為替レートは1ドル=100.0円で設定しています。
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