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2014年5月27日
〜食品や飲料など幅広い分野に新しい価値を提供〜
味の素(株)の新甘味料「アドバンテーム」
欧州と米国で食品添加物認可を取得

 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、新甘味料「アドバンテーム」について、欧州委員会と米国食品医薬品局(FDA)の食品添加物認可を取得しました。(欧州委員会の認可取得は2014年5月1415日(※2014年6月16日訂正)、FDAの認可取得は2014年5月1921日(※2014年6月16日訂正)
 「アドバンテーム」は、当社が独自開発したアミノ酸系高甘味度甘味料で、砂糖の20,000〜40,000倍の甘味度を持ち、味質の改善やコストダウンなど、食品や飲料など幅広い分野に新しい価値を提供します。


 「アドバンテーム」はフレーバーの安全性評価制度である米国FEMA GRASを2010年6月に取得、米国やFEMAに準拠しているアセアン・南米各国で、風味を増強させる風味改良剤(Flavor Modifier)として、既に販売されています。今回の、欧州委員会およびFDAの食品添加物認可取得により、多目的に使用できる甘味料として、卓上甘味料や、焼き菓子、ソフトドリンク、デザート、ジャム、チューインガムなど、幅広い食品に使えるようになります。
 ※FEMA:Flavor and Extract Manufacturers Association(米国のフレーバー業界団体)

 なお、日本国内でも食品添加物の認可申請中で、認可取得後に日本国内でも販売を開始する予定です。

 健康志向の高まりなどにより、高甘味度甘味料の市場は全世界で年々約2〜3%伸びています。これに合わせて高甘味度甘味料の種類も増え、様々な特性の甘味の実現が可能になるなど、選択の幅が広がっています。

 当社は、「アドバンテーム」を「アスパルテーム」に続く素材として活用し、独自性のある製品開発と販売を行い、甘味料事業の製品構成の拡充と、事業規模の拡大を図ります。


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