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2015年11月5日
平成28年3月期第2四半期連結業績の概要
【過去最高の営業利益、経常利益、親会社株主帰属当期純利益を達成】
および
平成28年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

Ⅰ.平成28年3月期第2四半期連結業績の概要

味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)の平成28年3月期第2四半期連結業績(平成27年4月1日~平成27年9月30日)の概要は、以下の通りです。

(単位:億円) ※億円未満切捨て( )内は前年同期実績
  連結実績 前年同期比
売上高 5,898 (4,676) 126.1%
営業利益 480(285) 168.2%
経常利益 505(319) 158.5%
親会社株主に帰属
する四半期純利益
425(207) 204.9%

 当第2四半期の連結累計期間の売上高は、調味料・加工食品(海外)の現地通貨ベースでの売上げの伸長、動物栄養の増収や平成26年11月5日に全持分を取得した米国の冷凍食品の製造・販売会社である旧ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(現、味の素ウィンザー社、以下、ウィンザー社)および平成27年4月23日に株式を取得した味の素ゼネラルフーヅ(株)(以下、AGF社)の連結子会社化等により、前年同期を1,222億円上回る5,898億円となりました。同期間の営業利益は、動物栄養や調味料・加工食品(海外)が大幅な増益となったことに加え、AGF社の連結子会社化等により、前年同期を194億円上回る480億円、同期間の経常利益は前年同期を186億円上回る505億円となりました。また、同期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、事業構造強化の一環として実施したフランスにおける甘味料生産・販売子会社の株式売却に伴い関係会社整理損65億円を計上したものの、特別利益として、平成27年4月に実施したAGF社の株式の追加取得以前から当社が保有していた株式持分を当該追加取得時の時価で再評価したことにより、評価差益(段階取得に係る差益)180億円を計上したこともあり、前年同期を217億円上回る425億円となりました。

 セグメント別の連結業績概況は以下の通りです。
 なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
(単位:億円)※億円未満切捨て
  売上高 対前年増減 前年同期比 営業利益 対前年増減 前年同期比
日本食品 1,896 508 136.7% 129 34 136.2%
海外食品 2,344 610 135.2% 232 67 141.0%
ライフサポート   744  73 110.9%  83 62 408.3%
ヘルスケア   638  74 113.1%  32 25 433.8%
その他   274 △44  86.0%   3  5
合計 5,898 1,222 126.1% 480 194 168.2%
(注) 国内外の食品加工業向け「アクティバ®」類および天然系調味料は、日本食品セグメントに区分されています。
また、国内外の食品加工業向け「味の素®」、核酸および甘味料は、海外セグメントに区分されています。

 日本食品セグメントの売上高は、AGF社の連結子会社化の影響に加え、調味料・加工食品(日本)の売上げが伸長したことにより前年同期を上回りました。営業利益は、AGF社の連結子会社化に加え、調味料・加工食品(日本)の増収等により前年同期を上回りました。

 海外食品セグメントの売上高は、ウィンザー社の連結子会社化に加え、調味料・加工食品(海外)、加工用うま味調味料・甘味料の売上げが伸長したことにより、前年同期を上回りました。営業利益は、調味料・加工食品(海外)や加工用うま味調味料・甘味料の増収により前年同期を上回りました。

 ライフサポートセグメントの売上高は、化成品が前年同期並みの実績でしたが、動物栄養の売上げが大幅に伸長し前年同期を上回りました。営業利益は、化成品が前年同期を下回ったものの、動物栄養が大幅な増益となったことから、前年同期を上回りました。

 ヘルスケアセグメントの売上高は、医薬は減収となりましたが、製薬カスタムサービス、医薬用・食品用アミノ酸が伸長し、前年同期を上回りました。営業利益は、製薬カスタムサービス、医薬用・食品用アミノ酸、医薬が増益となり、前年同期を上回りました。


Ⅱ.平成28年3月期 通期連結業績予想の修正について
 最近の業績の動向等を踏まえ、平成27年8月27日に公表した平成28年3月期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の通期連結業績予想を下記のとおり修正しましたのでお知らせします。
1.通期連結業績予想数値の修正(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
(単位:億円)※億円未満切捨て
  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主
に帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
(円)
前回発表予想(A) 12,630 820 850 650 109.83
今回修正予想(B) 12,630 860 890 675 114.72
増減額(B-A)  40  40  25
増減率(%) 4.9 4.7 3.8
(ご参考)
前期実績(平成27年3月期)
10,066 745 828 464 78.54

2.修正の理由
 平成27年8月27日公表の業績予想に対して、営業利益以下、各段階の利益を上方修正しました。営業利益の状況は以下の通りです。

 海外食品事業においては、海外調味料がアジアでの販売が好調であり、また、加工用うま味調味料が貿易為替影響等により上期好調に推移したことなどにより、期首予想を上回る見通しです。
 一方で、日本食品事業においては、コーヒー類が主として製品改訂および原価低減の取り組みにより好調に推移し期首予想を上回る見通しですが、調味料・加工食品におけるギフトが市場縮小の影響により期首予想を下回る見通しである等、全体として期首予想を下回る見通しです。
 また、ヘルスケア事業においては、平成27年10月15日に発表したエーザイ株式会社の消化器疾患領域事業と味の素製薬株式会社の統合(吸収分割)に伴う諸費用の発生により、医薬が期首予想を下回る見通しです。

 これらの結果、営業利益は全体で期首予想を上回る見通しであり、各段階利益も前回予想を上回る見通しとなりました。

 通期の平均為替レートは1ドル=120円で設定しております。
 なお、平成27年5月8日に公表した配当予想については、修正はありません。

(注) 上記業績予想は、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しています。実際の業績は、今後様々な要因によって上記予想とは異なる結果となる可能性があります。
以上
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