2016年5月10日
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)の平成28年3月期(平成27年4月~平成28年3月)連結業績の概況を以下の通りお知らせします。
1.平成28年3月期連結業績の概況
(単位:億円) ※億円未満切捨て
当期の連結売上高は、調味料・加工食品(海外)の増収に加え、平成26年11月5日に全持分を取得した米国の冷凍食品の製造・販売会社であるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(現、味の素ウィンザー社。以下「ウィンザー社」)および平成27年4月23日に株式を取得した味の素ゼネラルフーヅ(株)(以下「AGF」)の連結子会社化等により、前期を1,793億円上回る1兆1,859億円となりました。同営業利益は、加工用うま味調味料の貢献に加え、AGFの連結子会社化や調味料・加工食品(日本)の増収等により、前期を165億円上回る910億円、同経常利益は前期を115億円上回る943億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、事業構造強化の一環として、医薬事業構造改革費用166億円やフランスにおける甘味料生産・販売子会社の株式売却に係る関係会社整理損69億円を計上したものの、特別利益として、ブラジルにおける即席麺合弁会社である日清味の素アリメントス社の持分売却に係る関係会社株式売却益248億円や、AGF株式について平成27年4月の追加取得以前から保有する持分を当該追加取得時の時価で再評価したことによる評価差益(段階取得に係る差益)180億円を計上したこともあり、前期を170億円上回る635億円となりました。
当期の株主配当は、前期より4円増配の1株当たり年間28円(うち中間配当金13円)を予定しており、次期(平成29年3月期)の株主配当については、当期よりさらに2円増配の1株当たり年間30円(うち中間配当金15円)を予定しています。
セグメント別の連結業績概況は以下の通りです。
当期より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
(単位:億円)※億円未満切捨て
日本食品セグメントの売上高は、AGFの連結子会社化に加え、調味料・加工食品(日本)の売上げが伸長し、前期を1,053億円上回りました。営業利益は、AGFの連結子会社化に加え、調味料・加工食品(日本)の増収等により前期を65億円上回りました。
海外食品セグメントの売上高は、ウィンザー社の連結子会社化に加え、調味料・加工食品(海外)の売上げが伸長したことにより、前期を798億円上回りました。営業利益は、為替の影響等による加工用うま味調味料の大幅な増益に加え、冷凍食品(海外)や調味料・加工食品(海外)の増収等により、前期を99億円上回りました。
ライフサポートセグメントの売上高は、化成品が増収となりましたが、動物栄養が減収となったため、前期を67億円下回りました。営業利益は、化成品は前期並みの実績となりましたが、動物栄養が大幅な減益となったため、前期を25億円下回りました。
ヘルスケアセグメントの売上高は、医薬が減収となったものの、製薬カスタムサービスの売上げが前期を大幅に上回ったことに加え、医薬用・食品用アミノ酸が増収となったため、前期を99億円上回りました。 営業利益は、医薬が大幅な減益となったものの、製薬カスタムサービスが大幅な増益となり、医薬用・食品用アミノ酸も前期を上回ったため、前期を22億円上回りました。
2.平成29年3月期連結業績予想
(単位:億円)※億円未満切捨て
通期の為替レートは1米ドル=110.0円で想定しています。
以上
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