2016年5月12日
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、本日、ハウス食品グループ本社株式会社(社長:浦上博史 本社:大阪府東大阪市、以下「ハウス食品グループ本社」)との間において、当社の連結子会社である株式会社ギャバン(社長:中村悟 本社:東京都中央区、以下「ギャバン社」)の株式を対象とする、ハウス食品グループ本社実施の公開買付け(以下「本公開買付け」)に応募する契約を締結しましたのでお知らせします。
1.本公開買付けへの応募の概要
当社が保有するギャバン社の株式全てをハウス食品グループ本社が実施する公開買付けへ応募します。
2.譲渡の背景
当社は調味料領域の事業拡大および国内外での香辛料調達基盤の強化を目的として、2003年にギャバン社の株式を第三者割当増資により取得(33.40%)、2004年にも第三者割当増資により取得し(累計40.05%)、2006年には公開買付けにより過半株式(累計55.04%)を取得しました。また、ハウス食品グループ本社は2004年にギャバン社の株式を第三者割当増資により取得(15.84%)し、以降、当社とハウス食品グループ本社は協働して、ギャバン社の企業価値向上に取り組んできました。
香辛料事業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、当社とハウス食品グループ本社の間でギャバン社の企業価値向上策について協議を行う過程で、ハウス食品グループ本社によるギャバン社の子会社化が、ギャバン社の企業価値向上のための有力な選択肢として浮上してきたため、ハウス食品グループ本社によるギャバン社の子会社化について具体的な協議を開始しました。 その結果、ハウス食品グループ本社の戦略上重要な位置づけである国内事業の収益力の強化と新規需要の創出、海外事業の成長加速の実現を一層確実にする観点より、ハウス食品グループ本社からギャバン社の株式を取得する意向が表明され、具体的な検討に入りました。 当社は、2014-2016中期経営計画において“FIT & GROW with Specialty”(当社ならではのスペシャリティを通じた成長ドライバーの展開と更なる事業構造強化)を基本方針として掲げております。この基本方針のもと、ギャバン社がハウス食品グループ本社の子会社となることにより、ギャバン社の事業成長が加速し、一方、当社にとってもコア事業の更なる重点化に繋がると判断し、本公開買付けに応募することにしました。
今後、ギャバン社との資本関係はなくなりますが、資本関係を前提としない協業については引き続き、継続する所存です。
3.業績への影響
本件による当期業績への影響は軽微です。
参考
<ハウス食品グループ本社株式会社の概要>
<株式会社ギャバンの概要>
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