• mixiチェック
2016年10月14日
味の素(株)、東洋水産(株)とのインドにおける合弁会社で
即席麺の生産・販売開始、
ナイジェリアにおける合弁契約解消

 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区、以下「味の素(株)」)は、東洋水産株式会社(社長:今村将也 本社:東京都港区、以下「東洋水産(株)」)との間で2014年12月に設立したインドにおける 合弁会社(マルちゃん味の素インド社)で本年11月より即席麺の生産・販売を開始する予定です。
 一方2014年3月に締結したナイジェリアにおける即席麺の合弁契約は本日解消しました。

 インドでは、中間所得層の購買力の高まりおよび人口の増加を背景に、即席麺市場が急拡大しており、今後も安定的な拡大が期待されています(2014年の市場規模53億食、2008年~2014年の年平均伸長率20%、出典:世界ラーメン協会)。両社は、マルちゃん味の素インド社を合弁で設立し、早期の市場進出に取り組んできました。今回、味の素(株)のマーケティング・販売力と、東洋水産(株)の開発・生産力の融合により、今までにない新しいフレーバーの即席麺を開発し、若年層をターゲットとして、本年11月より生産・販売する予定です。
 ※ 2015年 約13.1億人(世界2位)、2020年 約13.9億人(出典:総務省統計局「世界の統計 2016」)

 なお、ナイジェリアにおける両社の即席麺合弁会社(マルちゃん味の素ナイジェリア社)については、原油価格の下落に起因して事業環境が大幅に変わり、今後の見通しが不透明であることを踏まえ、両社は、合弁契約を解消し、解散・清算手続きを行うこととしました。本件の当社連結業績に与える影響は軽微です。

 味の素グループは、2014-2016中期経営計画において、即席麺事業をローカル・コア事業の一つと位置付け、新興国市場や北米市場で積極的に事業展開を進めています。東洋水産(株)とは、インドの即席麺合弁事業で互いの強みを活かして「笑顔になる、おいしさ」を現地に提供し、北米の合弁事業でも高品質でスペシャリティを有する冷凍麺の生産を通じて、現地の豊かな食生活に貢献します。


マルちゃん味の素インド社工場外観


参 考

マルちゃん味の素インド社の概要
(1) 英文会社名 MARUCHAN AJINOMOTO INDIA PRIVATE LIMITED
(2) 所在 インド共和国 タミル・ナードゥ州カンチプラム県
(3) 設立時 2014年12月3日
(4) 代表 社長 吉村 功(よしむら つとむ)
(5) 事業内 即席麺の製造・販売
(6) 資本 12.7億ルピー(約19.3億円)※1ルピー=1.52円(2016年9月末時点)
(7) 株主構 東洋水産(株) 51%、味の素(株) 49%

マルちゃん味の素ナイジェリア社の概要
(1) 英文会社名 MARUCHAN AJINOMOTO NIGERIA LIMITED
(2) 所在 ナイジェリア連邦共和国 首都アブジャ
(3) 設立時 2015年1月20日
(4) 代表 社長 和田見 大作(わだみ だいさく)
(5) 事業内 即席麺の製造・販売
(6) 資本 8億ナイラ(約2.5億円)※1ナイラ=0.32円(2016年9月末時点)
(7) 株主構 味の素(株) 50%、ウエスト・アフリカン・シーズニング社 1%
東洋水産(株) 49%

東洋水産株式会社の概要
(1) 英文会社名 Toyo Suisan Kaisha, Ltd.
(2) 所在 東京都港区港南2丁目13番40号
(3) 設立時 1953年
(4) 代表 社長 今村 将也(いまむら まさなり)
(5) 従業員 連結 約4,700名(2016年3月現在)
(6) 事業内 即席麺、生麺、冷凍麺、加工食品等の製造・販売、水産事業、冷蔵庫事業

報道関係の方向けお問い合わせ先はこちら
閉じる