2016年10月31日
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、本日、Jacobs Douwe Egberts B.V.(ジェイコブズ・ダウ・エグバーツ)(社長:Pierre Laubies 本社:オランダ王国アムステルダム)のグループ会社 (以下、
「JDE社」)より、味の素ゼネラルフーヅ株式会社(以下、「AGF社」)が現在ライセンスを受けている商標等を225百万ユーロ(約259億円、払込時レート1ユーロ=115円)で譲り受ける契約を締結しました。
2015年4月、当社は、米国モンデリーズ・インターナショナル(以下、「モンデリーズ社」)が50%保有するAGF社の全株式を270億円で取得し、同社を連結子会社としましたが、「Blendy」「MAXIM」等AGF社製品の商標は、当初モンデリーズ社、その後モンデリーズ社からコーヒー事業を譲り受けたJDE社が権利を所有し、AGF社はライセンスを受け使用していました。このたび、当社がそれらの商標等をJDE社から買い取ることで合意しました。
対象商標は、AGF社がJDE社からライセンスを受けているすべての商標およびAGF社とJDE社の共有商標です。なお、「MAXIM」については国内商標のみが対象となります。
ライセンス商標:「Blendy」、「MAXIM」、「TRIPLESSO」、「ちょっと贅沢な珈琲店」、「ティーハート」、「新茶人」他 共有商標:「コーヒーギフトはAGF」他
今回の商標取得により、新たな製品展開、ブランドロゴ、他社へのライセンス等に関する制約が無くなり、味の素グループにおいて自由なブランド戦略の展開が可能となります。また、商標ライセンスが終了するリスクも回避できます。
AGF社はこれまで、コーヒー市場において「ブレンディ スティック」等の製品で新市場を創造し、消費者のニーズに適した新しい価値を提供し続けてきました。同社は、マーケティング力と技術力を両輪に、家庭用コーヒー飲料市場(缶コーヒーを含まない)において、国内でトップシェアであり、業務用事業においても売上げを拡大しています。
味の素グループは2014-2016中期経営計画において、事業構造強化と飛躍的な成長を基本戦略としています。重要ブランドを自社所有とし、収益構造を強化することで、さらなる企業価値の向上を実現します。
なお、本件が2016年度の業績に与える影響は軽微です。
日 程
参 考
■ 味の素ゼネラルフーヅ株式会社の概要
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