2016年11月8日
Ⅰ.平成29年3月期連結業績の概況
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)の平成29年3月期第2四半期連結業績(平成28年4月1日~平成28年9月30日)の概況は、以下の通りです。
(単位:億円) ※億円未満切捨て
当第2四半期連結累計期間の売上高は、為替の影響による調味料・加工食品(海外)の減収や、医薬事業の再編により、EAファーマ株式会社が当社の連結子会社から持分法適用会社となった影響に加え、動物栄養の大幅な減収等により、前年同期を670億円下回る5,225億円となりました。同営業利益は、動物栄養が大幅な減益となったことに加え、為替の影響等もあり、前年同期を80億円下回る391億円、同経常利益は、前年同期を73億円下回る424億円となりました。同期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第1四半期連結会計期間に計上した味の素ゼネラルフーヅ株式会社株式の段階取得に係る差益の影響等がなくなり、前年同期を169億円下回る250億円となりました。
セグメント別の連結業績概況は以下の通りです。
第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分方法を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分方法に組み替えた数値で比較しています。
(単位:億円)※億円未満切捨て
日本食品セグメントの売上高は、冷凍食品(日本)の売上げが伸長したものの、コーヒー類に加え、子会社売却等の影響により調味料・加工食品(日本)の売上げが前年同期を下回ったことから、前年同期を下回りました。営業利益は、冷凍食品(日本)の増収等により、前年同期を上回りました。
海外食品セグメントの売上高は、為替の影響もあり、調味料・加工食品(海外)や加工用うま味調味料・甘味料、冷凍食品(海外)の円貨ベースでの売上げが減少し、前年同期を下回りました。営業利益は、為替の影響等により、前年同期を下回りました。
ライフサポートセグメントの売上高は、化成品が前年同期並みの実績となったものの、動物栄養が大幅な減収となったため、前年同期を下回りました。営業利益は、動物栄養の大幅な減益に加え、化成品も減益となったことから、前年同期を下回りました。
ヘルスケアセグメントの売上高は、医薬用・食品用アミノ酸、製薬カスタムサービスが、為替の影響もあり減収となったため、前年同期を下回りました。営業利益は、製薬カスタムサービスと医薬用・食品用アミノ酸が増益となり、前年同期を上回りました。
Ⅱ.平成29年3月期通期連結業績予想の修正について
最近の業績の動向を踏まえ、平成28年5月10日に公表した平成29年3月期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の通期連結業績予想を以下の通り修正しましたのでお知らせします。
1.通期連結業績予想数値の修正(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(単位:億円)※億円未満切捨て
2.修正の理由
平成28年5月10日公表の業績予想に対して、売上高および営業利益以下、各段階の利益を修正しました。
売上高予想および営業利益予想の修正は、主として主要通貨に対して円が上昇したことによる為替影響、動物栄養事業の市況軟化に伴う採算性の悪化によるものです。
これらの結果、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想を下回る見通しとなりました。
通期の平均為替レートは1ドル=103.50円で設定しています。
なお、平成28年5月10日に公表した配当予想については、修正はありません。
以上
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