 ２０１８年７月２日
味の素株式会社（社長：西井孝明 本社：東京都中央区）は、２０１７－２０１９（ｆｏｒ ２０２０）中期経営計画で掲げている「健康なこころとからだ」の実現に向けて、「健康経営」※を通じた従業員の健康増進の取り組みを強化します。「働き方改革」と「健康経営」を両輪に従業員の働きがいと健康、生産性の向上が可能な職場環境の実現を通じて従業員個人と企業の成長を目指します。２０１８年８月より、当社の「健康経営」の最大の強みである、国内全従業員と産業医・保健師・看護師による「全員面談」を補強するため、アルゴリズム＆ＡＩによる“健康アドバイスアプリ”を導入することで、従業員の生活習慣をより正確に把握し、健康管理や生活習慣病の改善をさらに強力にサポートします。また、当社は当社グループの製品・サービスによる各種施策も導入し、グループ全体で「健康経営」を推進します。
※特定非営利法人健康経営研究会の登録商標です。
当社は経営戦略として従業員の健康に配慮するとともに従業員個人のセルフ・ケアによる健康増進を目指し、「全員面談」、再発率ゼロを目標とした独自の「メンタルヘルス回復プログラム」を柱として健康管理施策を展開し、経済産業省と東京証券取引所による「健康経営銘柄」に２０１７年、２０１８年と２年連続で認定されました。当社はこうした施策を展開する中、従業員がセルフ・ケアの意識を高め、定量的に自身の健康状態を把握し健康増進に向けて取り組めるよう、当社の長年のアミノ酸研究やサプリメント事業や食品事業で培ってきた知見を従業員の健康増進に活用する職場環境の整備を一層進めていきます。
当社は２０１８年度にグループ全体の「健康経営」を統括する健康増進責任者を本社に設置し、以降、当社製品・サービスを通じて従業員の「健康なこころとからだ」を維持・増進させる取り組みを推進します。また、従業員の健康に関するリテラシーと、自身の健康状態やセルフ・ケアへの意識を高められるよう、健康状態を可視化することを目的に、株式会社リンクアンドコミュニケーションが提供する健康アドバイスアプリ「カラダかわるNavi」を２０１８年８月より導入します。本アプリでは、スマホで日々の健康データ（食事、運動記録など）を入力するとカロリー計算や栄養バランス等の評価が行われ、独自のアルゴリズム＆ＡＩにより食事の改善点や次の食事の提案など３０００万通り以上のアドバイスがタイムラインで自動提供されるので、従業員は日々の生活習慣のセルフ・ケアを手軽に行えます。さらに、当社本社社員食堂の喫食データを自動で同アプリに反映させる当社独自の仕組みを２０１８年度中に導入し、従業員の食事記録入力の手間を軽減します。
また、当社の健康に関する製品・サービスや知見を活かした職場環境の整備も進めます。本社社員食堂でのヘルシーメニューの強化（２０１８年４月～）を行うとともに、アミノ酸グリシンの機能を活かした当社の機能性表示食品、睡眠サポートサプリメント「グリナ®」を活用した味の素流睡眠改善プログラムの実施により睡眠の重要性を啓発します。さらに、血液中のアミノ酸濃度バランスから現在がんである可能性や４年以内の糖尿病発症リスクを評価する「アミノインデックス®リスクスクリーニング（ＡＩＲＳ®）」等のグループ会社への展開も図ります。
当社は国内外のグループ会社に健康増進責任者の任命を含めた、「健康経営」の推進体制を構築し、各国・各グループ会社に適した健康経営の展開を図ります。また、当社の「健康経営」で培った知見を今後、当社グループ以外に展開することも検討します。当社は創業以来一貫した、“事業を通じた社会課題の解決による経済価値の創造（Ajinomoto Group Shared Value)”を通じて、“食”と“健康”、そして、明日のよりよい生活に貢献します。
参 考
■株式会社リンクアンドコミュニケーションの概要
リンクアンドコミュニケーションは、IT×専門家ネットワークで、「専門家がもっと身近にいて健康をサポートする世界」を目指しているヘルステックベンチャーです。全国で約９，０００人以上の管理栄養士・栄養士のネットワークをもとに、食と健康、栄養分野のリーディングカンパニーとして、食を中心とした健康アドバイス事業、健康情報の発信事業に取り組んでいます。
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